2009年4月3日金曜日

日常会話の聞き取り:その③

難聴患者:あと困るのが、家族とかどこでもそうなんですけど、食べながら、食事しながらの会話っていうのは聞こえない。耳の悪い人ならわかると思うんですけど、聞こえないんですよ。口に物が入っちゃうと内耳とか中耳とかが塞がれるんでしょうね。聞こえないんですよ。だから会話中の食事って嫌いなんですよね。

-:なるほどなるほど。○○さん(難聴患者の名前)が食べてる時に、(耳の中の)何かが塞がれて聞こえなくなるって感じですか?

難聴患者:そうそう、たぶんそうだと思う。だから食べてる時に自分がクチャクチャしてる音は良く聞こえるんです。だからたぶん耳の悪い人は自分で喋ってるけども、相手に伝わってないと思う。自分ではわかるんですよ、脳の中で喋ってるから。だから口の中に物が入ってしまうともう物の音が耳の中に入ってこない。だから食べながらのテレビ見ながらとか、凄く大きな声になっちゃう。だからどうしても家ではテレビの音が大きくなっちゃうんで、よく家族からは「うるさい」って言われますけどもそれが苦しいですね。夜の楽しい団らんのはずじゃないですか。本当だったら。

-:あと食後には何か不都合はありますか?

難聴患者:食後には自分達が食べ終わって、自分達が食べ終わったのを、嫁さんが後ろの方で流して食器洗いますよね。ジャーっと水出しながら洗うんですけど、その「ジャー」って言う音は本当に良く聞こえるんですよ。音として凄く良く聞こえるんですよ、自分としては。だから自分の伝音声性難聴っていうのは、その音は良く拾うんですけど、肝心のテレビの音とか会話の音を拾えなくなっちゃうんですよね。

-:なるほど。

難聴患者:だから後ろの方でジャーッという音が聞こえちゃうと、もうテレビの音が聞き取れなくなっちゃう。聞こえてはいるんですけど聴き取れないんですね。だから雑踏の中で話すのと一緒で、大きな音があるともうその音に消されちゃう。聴き取ることが出来ない。

-:ええ。

難聴患者:それが一番難聴の、伝音性難聴の苦しい所かなと。

-:って言う事はやっぱり騒がしい所は苦手なんですかね。

難聴患者:そうですね。

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