2010年10月21日木曜日

「難聴患者の耳鳴り体験記」とは

みなさんこんにちは。サイト管理人のたかさんと申します。
私は約20年前に交通事故に巻き込まれてしまい、
その後左耳の聴覚に異常をきたしてから慢性的な難聴と耳鳴りに
悩まされて続けてきました。
難聴とはもう長い付き合いになってしまったせいで、

「難聴になって何が苦痛なのか」
「日常生活で困った事とは何か」
「仕事上で支障を感じたこと」
「なぜ難聴になるのか」
「なぜ耳鳴りが起こるのか」
「いろいろな補聴器具の特徴」

などの知識が自然と身についてきたので、
もし同じ苦しみに悩む方や、
身近に難聴で苦しむ人がおられる方のために
自分の体験や知識をこのサイトにまとめてみました。
このサイトが訪問者の方のお役に立てれば幸いです。

※文章を大量に書くのは正直苦手なほうなので
知人にいろいろ質問してもらった内容を
書き起こしていく形にしています。
多少読みづらい点もあると思いますが
その点はご容赦ください。

2009年4月3日金曜日

補聴器の店選び:その②

難聴患者:それからこれが一番重要なんですけど、デモ機の貸出期間もあらかじめ確認しておいた方がいいです。さっきも言いましたけど、補聴器を着けてしばらくすると必ず「ちょっとここをこうしてもらえませんか」というような所が出て来るんですね。その時にどれだけ対応してもらえるかがそのお店の善し悪しを分ける所だと思いますね。それと当然アフターケアをどの程度まで見てもらえるかでしょうね。

-:そんな事までしてもらえるんですか。でもそこまでしてもらうっていう事は価格的にも高い物になるんでしょうね。

難聴患者:そうですね。高いものはびっくりするくらい高いです。でもそれだけの価値もある物ができますね。

-:具体的にはいくら位なんですか?

難聴患者:2~30万円以上のものもあるし、もっと高いものだってありますよ。反対に安いものだと19,800円くらいでもあります。よく新聞雑誌の広告などで見かけますよね。

-:最近補聴器もデジタルの物があるって聞くんですけど、アナログとの違いって何ですか?
難聴患者:テレビでも最近デジタル物が出ているのでわかると思うんですけど、アナログテレビとハイビジョンのテレビって映像の鮮明さがまるで違うじゃないですか。それと同じで音質もアナログとデジタルの差は歴然としてあります。

-:そんなに違うんですか。

難聴患者:一旦デジタルの音を聞いてしまうともうアナログには戻れないです。それ位の差だと思ってもらっていいと思います。昔のアナログタイプだとどうしても日常の雑音も耳障りなくらいに入るし、「ピーピー」とか「シャーシャー」とかハウリングを起こしたりもします。その点デジタルはほとんどそういうこともなくて、クリアな音を再現してくれますね。

補聴器の店選び:その①

-:補聴器の店選びの件なんですけど、やっぱり実績を見て決めた方がいいということなんですか?
難聴患者:モノ選び、全てについて言えることなんですけど、そのお店の実績は当然買う基準の一つにはなると思いますね。それに加えてその店のスタッフの質、というか親切度みたいなものが補聴器選びにとっては重要ですね。そのためには医療機関からの紹介やすでに補聴器を買った人からの口コミが補聴器のお店選びの判断基準になると思います。

-:なるほど。

難聴患者:どうしても補聴器を買う人は高齢者が多いんで、お店の人の言いなりになって購入すると、家に戻って初めて家族に相談した時「なんでこんな物を買ってきたんだ」って言い争うこともあるって聞いた事があります。

-:本当ですか?

難聴患者:だってそうでしょう、高価な物なんですよ。片耳数十万円するものもザラにあるんですから。
-:そんなにするんですか?

難聴患者:それから本人としては納得して購入して戻っても、ちょっと使っているうちにすぐ調子が悪くなって、買ったお店に持って行くと「それはもう保証外ですから」なんて言われてしまって、泣き寝入りするしかなかったりっていう話はよく聞きますし。

-:そんないい加減な売り方もしてたりするんですか?

難聴患者:それは全部が全部じゃないと思いますけど中にはあるっていうことです。だからこそ、お店の信用、担当者の接客態度、資格の有無、アフターケアの程度や期間などをしっかりチェックして十分すぎるくらいの下調べはしておいた方がいいと思います。

補聴器は片耳か両耳か

-:補聴器っていうのは(装着するのは)片耳でいいんですか?

難聴患者:補聴器は基本的には両耳に補聴器を装着するのがいいみたいなんですけど、どうしても高価な物だし紛失や落下で壊れることも多いので、(片耳あれば)日常の生活には不自由しないっていう事で片耳だけ補聴器をしている人も多いです。

-:そうですよね、あまり両耳に補聴器している人って見ませんよね。

難聴患者:まあ、眼鏡と一緒なんで、人それぞれ右目と左目の視力が違ったりして、矯正の度合いも両目で違うことも多いと思うんですけど、自分の場合も左耳の方がずいぶん聞こえが悪いんで、イヤホンを両耳にするとどちらに音を合わせていいものか迷う事もあります。それと片耳だけに補聴器をする事で、装着していない方の耳からは日常の自然の音を拾うことができるので、それはそれで大事なことだと思いますね。

-:そうなんですね。

難聴患者:どうしても両耳が塞がれてしまうと、自分も経験あるんですけど、例えばヘッドホンしている人って周りの環境や雰囲気に全く左右されずに我が道を行くっていうか、ちっとも周りを気にしていないようで危ないじゃないですか。そういう状態って日常生活をしていく上でも不安だと思うんですよね。自然な感覚が無くなるというか。

-:なるほど。自分も眼鏡をしていて片目は乱視があるんですけど、悪い方の眼に眼鏡の度を合わせると、良い方の目も悪くなってしまいますからね。

難聴患者:そうでしょうね。

補聴器を選ぶコツ:その②

-:よく広告なんかでもオーダーメイド補聴器なんかが出ていますけど、それはどんな物なんですか?
難聴患者:さっきも言いましたように、オーダーメイド補聴器というのは、その人に合った物を作ることなんですけど「オーダーメイドだからあそこに行けば大丈夫」というものでもなくて、それは補聴器を使う本人が耳につけて納得できるかどうかで決まるのであって、あまり広告とかに惑わされない方がいいと思います。

-:そうですよね。

難聴患者:それから価格の面なんですけど、やっぱり安いのはそれなりも聞こえというかそれなりのアフターフォローしか受けられませんね。やっぱり高価な物はそれだけの信用とメンテナンスも受けられる場合が多いですね。

-:商品は何でもそうでしょうけどね。

難聴患者:特に補聴器については、本当に自分に合った物を、世界に一台しか作れないくらいの技術がある所で十分吟味・納得して買うことをお勧めします。ある一定期間試しに補聴器を付けさせてもらえるサービスはもう当たり前で、それでも必ずどこか自分の耳の穴にしっくりこないことの方が多いんで、不具合があった場合しっかり担当者に伝えて作り直してもらった方がいいです。やっぱり一年二年と着用していくとなにがしかの不具合が発生してくるのも補聴器としての宿命だと思いますし、その時いかにアフターフォローしてもらえるのかが、重要なポイントになってくると思います。

-:なるほど。

難聴患者:補聴器というのは年がら年中、起きているときはずっと身につけて、しかも耳の穴の中に装着している物なんで、動いている振動や人間の体温、耳の穴の中の状態によって補聴器の性能も狂ってくることが多いので、必ず定期的にメンテナンスしてくれるアフターフォローのいい所を選ぶ必要があるんです。

-:だからお医者さんとの連携のきいた信用のあるお店を選ぶことが大事なんですね。

難聴患者:そうですね。それができる所がいいお店です。

補聴器を選ぶコツ:その①

-:選ぶ基準みたいなものはあるんですか?

難聴患者:補聴器の形としては、「耳かけ式」「耳穴式」「ポケット型」というのがあります。まず「耳かけ式」なんですけど、これは少し形も大きくて、補聴器の本体を耳たぶに引っかけて、イヤホン部分を耳の穴に入れるタイプの事です。いかにも「私は補聴器をしてます」っていうのが周りの人にもわかりすぎるくらいわかりますね。

-:そんなに目立つ物なんですかね。

難聴患者:老人性難聴の方は別に見かけにはこだわらない人も多いんですけど、若年性で軽度難聴の人にとっては、あまり耳がよくないということは知られたくない場合が多いので、少し嫌がりますね、このタイプは。

-:ああ、そういえばわかります、年とった方に時々見られますよね。

難聴患者:耳かけ式と一緒でポケットタイプもそうなんですけど、周りから見れば「この人耳が悪いん」だって一見してすぐわかるんで、人によっては大きな声で話してくれたりしてありがたいことはありがたいんですけど、でも反面それを付けているだけで障害者のように扱われるのが嫌で目立つのを嫌がる人もいます。これは確かですね。

-:「耳穴式」というのはどんなタイプなんですか?

難聴患者:これが今一番出回っている主流のタイプだと思うんですけど、これは耳の穴の中にスッポリ入ってくる形をしているんですけど、それだけ小さいとやっぱりお値段も高価にならざるを得ないんですよね。

-:その耳穴式っていうのは、耳の穴に完全に入ってしまって周りからは見えない物なんですか、それとも少しは出ていて見える物なんですか。

難聴患者:それは色々なタイプがの物が出てますよ。本体すべてが耳の穴の中に入るのもあれば、イヤホン部分だけ耳の穴に入って、それから細い細いコードが付いて、本体もすごく小さくて耳たぶの後ろに隠れてしまうタイプもあります。それは好みで選ぶのが良いでしょうね。

補聴器はどこで買う?

-:補聴器っていうのは一体どこで買う物なんですか?

難聴患者:今自分も色々探してはいる最中なんですけど、結局補聴器を買うのは眼鏡の場合と一緒です。眼鏡を買うときはまず眼科でいろいろ目の検査をしますよね、そして処方箋を書いてもらって、それを持って指定の眼鏡屋さんへ行って、そこでもまた目の検査をしてもらって、最終的にその人に合った眼鏡を買いますよね、それと一緒です。

-:眼鏡屋さんですか?

難聴患者:自分の知っている限りでは眼鏡屋さんで補聴器を売っているのは知ってます。たまに補聴器センターみたいな所もあるんですけど、やっぱり医療器具としての扱いで眼鏡屋さんで購入するのが無難でしょうね。

-:実は最近よくネットでいろいろ買い物をしているんですけども、補聴器をネットで買うっていうのはどうなんですか。ネットで買うと色々な物が安く買えますよね。

難聴患者:それはどうなんですかね。やっぱりその人に合った物を、専門家の説明を聞きながら納得して買うことが一番重要だと思うし、ネットでの購入はあまりお勧めしませんね。

-:そうなんですか。

難聴患者:それにネット上でもネット購入経験者の口コミとして「高額な補聴器を買ったのに、アフターフォローが充分してもらえなくて失敗した」っていう話もよくありますからね。補聴器で一番重要なのはやっぱり選び方なんで、最終的にはいかに自分に合った物を選ぶか、これに尽きると思いますね。

-:補聴器を医療器具として考えたら、やっぱりその方が無難かもしれないですね。